前回のページまではシワについてどういったことが原因でシワやタルミが起きてくるのかについて解説してきました。ここまでお読みいただいた方の中には心当たりのあるという方もいらっしゃったかもしれません。それでは今回のページでは、いったんできてしまったシワをどのように消すことができるのかについて解説していこうと思います。
シワができる原因として最大の要因は、コラーゲンの減少です。そしてエラスチンという体内物質の減少もシワの原因とされています。エラスチンは体内のコラーゲンをつなぎとめている物質です。ですから、コラーゲンとエラスチンの減少は、お互いに影響しあいながらシワやタルミをより加速していくことが考えられます。
コラーゲンを肌に繋ぎとめる役割を担当しているエラスチンがもろくなると、シワやタルミがそうでない人よりも加速して起きてきます。シワやタルミが個人の差が大きいのにはそういった理由があります。通常であればコラーゲンが皮フや皮下組織を支えることによって肌のハリを維持しているわけですが、コラーゲンが不足してしまうと、肌のハリをキープしておくのが困難になって、やがてタルミやシワになってしまいます。
ここまで挙げてきたように、シワやタルミの原因となるのは「コラーゲン」もしくは「エラスチン」の減少ですが、それ以外にシワであったり、タルミの原因として考えられるのは、顔の表情を形作っている筋肉の弱体化です。顔の表情を作っているのは顔の皮膚のすぐ下にある筋肉の集合体ですが、それらの筋肉のことを「表情筋」と呼びます。その表情筋は、若い頃には強固な筋肉として顔の表情を若々しく引き締めてくれますが、だんだんと歳を取ると、表情筋も筋肉ですから、筋肉自体が老化することによって筋力の減退を引き起こしてしまいます。
このように、皮下組織であるコラーゲンの減少によって、皮膚組織にハリが失われることによって、組織自体がゆるみ、それがシワやタルミとして表われてきます。そうなってしまうと、シワなりタルミを改善するためには、何らかの対策を講じる必要があると言えます。それでは次回のページでは、シワができてしまった場合に手っ取り早くシワを消す方法についてお伝えしていきたいと思います。